三国志学会 第二十回大会
三国志大文化祭2025
日にち:2025年9月7日(日)
場所:早稲田大学 小野記念講堂
東京都新宿区戸塚町1-103 早稲田大学27号館 地下2階
https://www.waseda.jp/culture/facility/
オンライン:YouTube公式チャンネル(ライブ配信)
https://www.youtube.com/live/_WRlEU9-GsI
特記事項:
・来場かオンラインで参加できます。
三国志学会 第二十回大会
時間:13:00~18:10
参加費 来場・オンライン:無料
三国志学会年会費:2,000円
入会をご希望の方は
事務局からのお知らせをご覧ください。
来場される方は、当日、入会することもできます。
プログラム
◯開会挨拶(13:00~13:10)
石井仁(三国志学会会長)
◯報告(13:10~14:30)
齊藤優(早稲田大学大学院)
「「真実」を描く虚構―滝沢馬琴による諸葛亮像の再構築―」
仙石知子(二松学舎大学准教授)
「「列女」から「演義」の女たちへ─皇甫謐『列女伝』の女性とその物語化─」
◯休憩(14:30~15:00)
◯シンポジウム(15:00~18:00)早稲田大学漢学研究所(共催)
「国際関係から見た邪馬台国」
三世紀、地球規模の気候変動もあり、西のローマ帝国は分裂が進み軍人皇帝時代、東の漢帝国は滅亡して三国時代が成立した。そうしたなか、日本では邪馬台国が国々を束ね、楽浪郡を通じて曹魏に使者を派遣した、と『三国志』巻三十 東夷伝 倭国の条(魏志倭人伝)は伝える。一方、日本考古学の成果によれば、三世紀の初めには、箸墓の形成に至る纒向型前方後円墳の成立に見られる古墳時代が始まった。桜井市纏向学研究センター所長の寺澤薫氏によれば、纒向遺跡は三世紀初めまでの倭国乱を経て、イト・キビ・イヅモなどの首長層による政治的合意で成立した王都であるという。纒向遺跡が各地の首長による政治的合意で成立したという根拠は、纒向遺跡では各地からの搬入土器の比率が高いこと、前方後円墳には各地の祭祀の要素が集約されていること、およびこの時期の遺跡としては、他の地域から搬入された土器が異常に多いという点におかれる(寺澤薫『卑弥呼とヤマト王権』中央公論新社、二〇二三年を参照)。
寺澤氏は、倭国再編をリードした勢力は、イト国連合(イト倭国)、キビ国連合(瀬戸内中・東部)、イヅモ連合の三者であり、畿内や近隣のクニ・国も新生倭国のメンバーに加わったとされるが、そこに外在勢力の関与は想定されないのであろうか。本シンポジウムは、西と東の両帝国の異民族統治政策と邪馬台国成立の国際的契機について、議論するものである。
・報告者
卑弥呼と纏向王権─私の邪馬台国論 寺澤薫(桜井市纏向学研究センター所長)
・コメンテーター
漢帝国の異民族統治の立場から 渡邉義浩(早稲田大学教授)
ローマ帝国の異民族統治の立場から 井上文則(早稲田大学教授)
◯閉会挨拶(18:00~18:10)
渡邉義浩(三国志学会副会長)
※懇親会は行いません。
三国志大文化祭2025
時間:10:00~12:00
参加費 来場・オンライン:無料
研究に限らない三国志の裾野の広さを活かし、幅広い分野から三国志ファンによる三国志ファンのための発信の場として2020年より開催しています。お気軽にご参加ください。
プログラム
◯開会挨拶(10:00~10:05)
◯発表(10:05~11:55)
ミヤイン(地図デザイナー)
「地図と地形と三国志」(仮)
何先行(历史撰稿人·出版人·旅行作家·《看三国》社交媒体创办人)
何先行(歴史ライター/出版/旅行作家/「看三国」SNS開設者)※日本語
「重返三国现场:互联网与高速路网时代我们如何看见三国?」
「三国志の現場への再訪ーインターネットと高速道路網時代に私たちはどのように三国志を見ているのか?ー」※日本語
杉山惇氏(漫画家)
漫画『三国志凶漢伝 暴喰の董卓』紹介
◯閉会挨拶(11:55~12:00)
過去の開催案内
三国志学会 第十九回大会&三国志大文化祭2024
三国志学会 第十八回大会&三国志大文化祭2023
三国志学会 第十七回大会&三国志大文化祭2022
三国志学会 第十六回大会&三国志大文化祭2021
三国志学会 第十五回大会&三国志大文化祭2020
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