三国志学会

 狩野直禎先生追悼 三国志論集
狩野直禎先生追悼論集   狩野直禎先生追悼
 三国志論集
  三国志学会 編
  A5判・388頁
  汲古書院 発売
  ISBN 978-4-7629-9569-9
  2019年9月14日 発行
  定価 8,000円(税別)  

【目 次】
梁 満 倉……軍師中郎将諸葛亮の荊州時代
大上 正美……阮籍と陳泰―「詠懐」其二十一を読む 
石井  仁……宋文帝の即位とその「代邸の舊」―南朝の都督制と皇弟皇子の出鎮―
牧角 悦子……曹操と楽府(二)―「歌以言志」「歌以詠志」の意味するもの―
稀代麻也子……「献詩并疏」の曹植
柳川 順子……晋楽所奏「怨詩行」考―曹植に捧げられた鎮魂歌―
渡邉 義浩……習鑿齒の『漢晋春秋』における「正」と「統」
安藤 信廣……徐陵の文学について
伊藤晋太郎……洪邁と関帝信仰――『容斎四筆』巻八「寿亭侯印」を手がかりに―
辛   賢……蔡沈『洪範皇極内篇』の八十一章―『太玄』との関わりから―
後藤 裕也……元雑劇「両軍師隔江闘智」と孫夫人
中川  論……遺香堂本『三国志』について
大村 和人……大沼枕山の文学世界における曹植「洛神賦」
二階堂善弘……東南アジアの関帝廟
狩野直禎先生 略年表・著作目録
あとがき
執筆者紹介

『狩野直禎先生追悼 三国志論集』正誤表
 曹操 奸雄に秘められた「時代の変革者」の実像
曹操  曹操
  三国志学会 監修
  四六判・224+口絵8頁
  山川出版社 発売
  ISBN 978-4-634-15153-6
  2019年7月20日 発行
  定価 1,500円(税別)  

【目 次】
はじめに
第一章 歴史のなかで曹操像はどう語られてきたのか?

『三国志演義』と『正史』に描かれた曹操像はどこが違うのか?
 仙石知子(早稲田大学非常勤講師)
曹操の出自はほんとうに卑しいのか?
 石井 仁(駒澤大学教授)
のちの時代において、どのように評価されてきたのか?
 田中靖彦(実践女子大学准教授)
曹操高陵の発掘調査から何がわかったのか?
 佐々木正治(江蘇師範大学講師)

第二章 「覇者」たらしめた政治力と軍事力の源泉は?
曹操が志向した思想「猛政」とはなにか?
 渡邉義浩(早稲田大学教授)
軍事面での評価はどうなっているのか?
 袴田郁一(早稲田大学大学院)
三つの都城――許・鄴・洛陽それぞれの役割とは?
 渡邉将智(就実大学講師)
人材登用にどんな特徴があるのか?
 髙橋康浩(早稲田大学非常勤講師)
どのような異民族政策をとっていたのか?
 長谷川隆一(早稲田大学大学院)
後継者に望んだのは曹丕か曹植か?
 渡邉将智(就実大学講師)

第三章 経済・文化面における曹操の功績とは?
文学の宣揚によりなにが起きたのか?
 渡邉義浩(早稲田大学教授)
屯田制はなぜ成功したのか?
 伊藤 涼(早稲田大学大学院)
経済の変革期にとられた税制政策とは?
 柿沼陽平(帝京大学准教授)
なぜ、料理本『魏武四時食制』を著したのか?
 石井 仁(駒澤大学教授)

◆山川出版社ホームページ
https://www.yamakawa.co.jp/product/15153
 狩野直禎先生米寿記念 三国志論集
狩野直禎先生米寿記念 三国志論集   狩野直禎先生米寿記念
 三国志論集
  三国志学会 編
  A5・454頁
  汲古書院 発売
  ISBN978-4-7629-9564-4
  2016年9月10日 刊行
  定価 8,640円(税込)  

【目 次】
沈 伯 俊 …… 明君か? 梟雄か?――『三国志演義』の劉備像――(伊藤晋太郎・倉持リツコ訳)
大上 正美 …… 嵆康「釈私論」における「理」と「志」
堀池 信夫 …… 王弼再考――「亡」と「非存」――
石井   仁 …… 漢魏における公府・幕府の発達
小林 春樹 …… 『漢書』「五行志」における[董仲舒観]
            ――「高廟園災対」を中心として――
牧角 悦子 …… 曹操と楽府――「新声」「新詩」の語をめぐって――
和久   希 …… 建安文質論考――阮瑀・応瑒の「文質論」とその周辺――
髙橋 康浩 …… 煢煢たる呉質
柳川 順子 …… 『魏略』の撰者、魚豢の思想
渡邉 義浩 …… 「春秋左氏傳序」と「史」の宣揚
大村 和人 …… あざわらわれた洛神――南朝陳・顧野王の「豔歌行」をめぐって――
矢田 博士 …… 唐庚の『三国雑事』について
中川   諭 …… 『李卓吾先生批評三国志真本』について
仙石 知子 …… 毛宗崗本『三国志演義』における劉備の仁
伊藤晋太郎 …… 関帝の肖像について
長尾 直茂 …… 清原聖賢の中国通俗小説受容――『蒙求聴塵』を題材として――
    *    *    *
○狩野直禎先生 略年譜・著作目録
○あとがき(三国志学会)
○執筆者紹介
 林田愼之助博士傘寿記念 三国志論集
林田愼之助博士傘寿記念 三国志論集   林田愼之助博士傘寿記念
 三国志論集
  三国志学会 編
  A5・548頁
  汲古書院 発売
  ISBN978-4-7629-9555-2
  2012年10月6日 刊行
  定価 8,400円(税込)  

【目 次】
狩野  直禎 …… 林田さんの人と学問
小林  春樹 …… 班彪と班固の漢王朝観、およびその諸帝観
         「王命論」、「典引篇」、「両都賦」、およびそれぞれの本伝を中心とした検討
間嶋  潤一 …… 鄭玄のテイ[示+帝]・コウ[示+合]解釈について
            ──許慎『五経異義』と鄭玄『駁五経異義』の議論── 
井ノ口哲也 …… 経学の『易』から玄学の『易』へ
狩野   雄 …… 匂い立つのか、響くのか ──周瑜の「美」をめぐって──
石井   仁 …… 『魏武四時食制』の基礎的考察
矢田  博士 …… 詩跡としての仲宣楼
渡邉  義浩 …… 経国と文章 ──建安における文学の自覚(一)──
牧角  悦子 …… 経国と文章 ──建安における文学の自覚(二)──
柳川  順子 …… 曹植「贈丁儀」詩小考
大上  正美 …… ケイ[禾+尤+山]康「釈私論」試釈稿
川合  康三 …… 「自適」の生成 ──陶淵明・江淹・白居易──
稀代麻也子 …… 江淹「雑体詩」の曹植
亀田  一邦 …… 魏晋南北朝時代における軍陣医学
            ──金創医療の展開を中心として──
岡田  明彦 …… 神医華佗と中医学
辛    賢 …… 邵雍の「皇極経世」とその背景 ──理数を求めて──
小松   謙 …… 三国志物語の原型について ──演劇からの視点──
金  文  京 …… 新發見の朝鮮銅活字本『三國志通俗演義』について
竹内  真彦 …… 十八路諸侯をめぐって
中川   諭 …… 周曰校刊『三国志演義』の甲本・乙本・丙本
小塚  由博 …… 明末文人と「三國志」 ──余懷の「三國志」──
伊藤晋太郎 …… 「関帝聖蹟図」と「孔子聖蹟図」
小山  三郎 …… 魯迅の「魏晋の風度および文章と、薬および酒の関係
            ──九月、広州夏期学術講演会での講演」について──
    *    *    *
林田愼之助 …… わたしのなかの三国志

○林田愼之助略年譜・著作目録
○あとがき 
○執筆者紹介
 狩野直禎先生傘寿記念 三国志論集
狩野直禎先生傘寿記念 三国志論集   狩野直禎先生傘寿記念
 三国志論集
  三国志学会 編
  A5・600頁
  汲古書院 発売
  ISBN978-4-7629-9551-4
  2008年9月14日 刊行
  定価 8,400円(税込)  

【目 次】
田中麻紗巳 …… 応劭の人物批評 
堀池  信夫 …… 無と道 ──韓康伯の思想── 
井ノ口哲也 …… 仲長統伝小考 ──「仲長統の思想」序章── 
辛    賢 …… 経学の『易』から玄学の『易』へ
林田愼之助 …… 建安詩人における自然描写の写実性 
大上  正美 …… 曹植の対自性 ──〈黄初四年の上表文〉を読む── 
安藤  信廣 …… 三国・六朝抗争史の中の建康
            ──特に侯景の乱と[ユ]信の行動について── 
柳川  順子 …… 曹操楽府詩私論 
牧角  悦子 …… 建安文学における詩の変容
            ──文章不朽と詩の無名性── 
矢田  博士 …… 三国時代の蜀および呉における詩作の実態について 
狩野   雄 …… 輝ける香り芳しき光り
            ──曹植「迷迭香賦」の「順微風而舒光」句をめぐって──
稀代麻也子 …… 「与呉質書」の曹丕 
小林  春樹 …… 『三国志』の王朝観 ──『漢書』との比較を中心として── 
石井   仁 …… 柤中考 ──三国時代における[ベン]南の村塢と流民、蛮夷──
渡邉  義浩 …… 陳壽の『三國志』と蜀學 
早田  輝洋 …… 満文三国志について 
大塚  秀高 …… 関羽が貂蝉を斬るのはなぜか ──弾唱小説と異端小説── 
金  文  京 …… 『三国志平話』の結末についての試論 
中川   諭 …… 劉龍田本『三国志伝』と繁本系テキスト 
上田   望 …… 〈食〉から読む『三国志演義』 
竹内  真彦 …… 関平が養子であることは何を意味するか 
仙石  知子 …… 毛宗崗本『三国志演義』に描かれた女性の義
            ──貂蝉の事例を中心として── 
伊藤晋太郎 …… 関羽の手紙と単刀会 ──関羽文献の本伝についての補説── 
狩野  直禎 …… わたしと三国志 

○狩野直禎先生略年譜・著作目録
○あとがき 
○執筆者紹介

 漢文講読テキスト 三国志
漢文講読テキスト 三国志  漢文講読テキスト三国志
  石井仁 ・ 渡邉義浩 ・ 津田資久
  伊藤晋太郎 ・ 田中靖彦 著

  A5・140頁
  白帝社 発行
  ISBN978-4-89174-891-3
  2008年3月3日 刊行
  定価 1,785円  

※正誤表(PDF形式、約46kb)

◆『漢文講読テキスト 三国志』
  http://www.hakuteisha.co.jp/new_pages/books/891-3.html
◆白帝社
  http://www.hakuteisha.co.jp/new_pages/index.shtml

 三國志研究入門
三國志研究入門  三國志研究入門
  渡邉義浩 著
  A5・270頁
  日外アソシエーツ 発行
  ISBN978-4-8169-2059-2
  2007年7月25日 刊行
  定価 2,300円

内容の詳細については下記のリンクをご参照ください。

◆『三國志研究入門』個別案内ページ
  http://www.nichigai.co.jp/sales/sangokushi.html
◆日外アソシエーツ
  http://www.nichigai.co.jp/
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